こんにちは、日本バリスタ協会公認のバリスタ、にっしーと申します。
今回のテーマは「コーヒーの味の伝え方」です。
最近はコーヒーにこだわるお店も増え、何種類ものコーヒーを提供しているのが当たり前になってきました。
そこで皆さんを困らせているのが、「どれを選んだらいいかわからない!!」という問題ではないでしょうか?
さらには、「店員さんに相談したくても、どう相談していいのかもわからない!」という方が大半だと思います。
そこでこのページでは、店員さんに「こんな感じのコーヒーが飲みたいです。」と伝えられるようになるため、好みを伝えるためのポイントを5つにまとめました。
これから紹介するポイントをひとつひとつクリアにしていけば、きっと好みに合うコーヒーを選んでもらえますよ!
目次
ポイント1 苦いのが好き?酸っぱいのが好き?
実はコーヒーの味は、ほぼ「苦味」と「酸味」のバランスで決まります。
とてもシンプルですね!
コーヒーの味はポイントの中でも大きな要素なので、まずはここを決めましょう。
コーヒーの味は大まかに分けると、以下の3タイプに分けられます。
さて、あなたはどれが好みでしょうか?
飲む時間帯や、一緒に食べるスイーツに合わせて決めてもいいですね。
- 酸味と苦味のバランスが取れているコーヒーはどれですか?
- 苦味のしっかりしたコーヒーを探しています。
ポイント2 どんな香りが好き?
味のタイプが決まったら、次は香りです。
こちらもコーヒーの中でとても重要な要素ですね。
ただ、コーヒーの香りはとても多くの種類があり、皆さんを悩ませるポイントだと思います。
ですので今回は、コーヒーの香りの中でも代表的なものをピックアップしてみました!
皆さんは表の中から気になるものを選ぶだけで大丈夫です◎
表の【基本的な香り】は、どの豆にもある程度含まれていることが多い香りです。
これらによっていわゆる「コーヒーらいし香り」が形作られます。
そして、個性的な豆になると【基本的な香り】にプラスアルファで【特別な香り】をが加わってきます。
なので、王道なコーヒーを飲みたいときには「チョコ・ナッツ系」と伝えるといいですね。
逆に個性的コーヒーが飲みたいときは、【特別な香り】の中からピックアップして伝えると、うまく伝わりやすいですよ!
ただし【特別な香り】を選ぶ際は1つに絞って伝えましょう!
あまり欲張りすぎると、「当店にはそのようなコーヒーはございません。」と言われてしまいます。笑
- チョコ系の香りが楽しめるコーヒーを頂きたいです。
- フルーティーでベリーのような香りのあるコーヒーはありますか?
- ナッツ系の香りの中にドライベリーを感じるようなコーヒーをが欲しいのですが。
ポイント3 飲み方はどうする?
さて、ここまでで「味」と「香り」が決まりましたね。
実を言うとここまでの二つだけでも十分に好みのコーヒーを伝えることができます。
ここからはよりこだわりたい方向けのポイントになります。
では、ポイント3を見てみましょう!3つめのポイントは「飲み方」です。
ブラックコーヒーが好きな人もいれば、砂糖とミルクを入れて飲む人もいますね。
ラテにして飲むのが好きな人もいらっしゃると思います。
豆によっては、ミルクを入れると味が負けてしまうような繊細なコーヒーもあったりします。
もし、いつもの飲み方が決まっているのであれば、それも伝えるとより好みにマッチしたコーヒーに出会えますよ。
- ミルクを入れて飲むのが好きなのですが、どのコーヒーがいいですか?
- 自宅でアイスラテを作りたいのですが、どの豆が最適でしょうか?
ポイント4 ブレンドとストレートどちらが好き?
複数種類の豆を混ぜて作られたものをブレンド、一つの種類のみのものをストレートと呼びます。
それぞれには以下のような特徴があります。
これらの特徴を基に、好みに合う方を選んでみてください◎
- 苦味が強くてチョコ・ナッツ系の香りが華やかなブレンドコーヒーはありますか?
- 柑橘系の香りが特徴的なストレートのコーヒーはどれですか?
ポイント5 飲んだ後の余韻は長い方がいい?短い方がいい?
ポイント5は余韻の長さです。
具体的に言うと、一口飲んだ時の「後味がすっと消えていく」方が好みか、逆に「後味がゆっくりと残る」方が好みかということです。
「すっと消える」タイプは ”すっきりしたコーヒー” や ”キレのあるコーヒー” と表現され、
「ゆっくり残る」タイプは”どっしりしたコーヒー” や ”コクのあるコーヒー”と表現されることが多いです。
ここまで来るとかなりコーヒーマニアですね 笑
こだわりのある方は、ぜひ店員さんに伝えてみてください!
- 酸味が心地よく、キレのあるコーヒーが好みです。
- しっかりとした苦味があり、コクのあるコーヒーを探しています。
まとめ
これですべてのポイントを解説いたしました。
今までぼんやりとしていたコーヒーの伝え方が、少し見えてきたでしょうか?
いくつもポイントを紹介しましたが、必ず全てを決める必要はありません。
ポイントの1と2だけでも十分に伝わるので、まずはそこから始めてみてください!
それでは、ここでの学びがあなたの素敵なコーヒーライフの助けになることを祈っております。
最後までお読みいただきありがとうございました。